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高校一年生・国語の教科書掲載作品!『いのちをつなぐ海のものがたり』エッセイ本

¥1,980 税込

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2012年 三重県鈴鹿市制七〇周年記念「斎藤緑雨文化賞」
ドキュメント賞受賞作品

2022年より、文部科学省検定済 
高校生・国語の教科書『新編現代の国語』(東京書籍)に掲載中!

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・写真・文・イラスト・描き文字・レシピ/矢田勝美

発売日 ‏ : ‎ 2012/2/8
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 128ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4899773110
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4899773115
寸法 ‏ : ‎ 21 x 14.8 x 2.5 cm
128貢・1,980円(税込)
鈴鹿市ふるさと納税返礼品
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【内容】

『海には神さんがおる』 〜 本文より 〜

漁師とは…生きものをあつかう人。
「船底一枚下は地獄」ともいわれる海の上で、
風をよみ、月をみて、日々、いのちを懸けて仕事をする海の職人。

海の神さまを大事にし、魚を供養し、なにかにつけ縁起をかつぐ、
ぶっきらぼうで、とっつきにくいが、心のきれいな男たち。

伊勢湾の小さな漁村に生まれた著者が、
どうしても伝えておきたかった漁師の話。

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【読者からの感想】

先日、友人にくっついてギャラリーでの矢田さんの
トークライブに行ってきました。

トークもとっても面白かったのですが、
何の予備知識もなく行ってしまった…ので、
遅ればせながらこの本を買って帰ってから読みましたら、
想像以上に面白くて濃い内容で、
最後まで夢中になって読んでしまいました。

矢田さんは三重県鈴鹿市の漁師町に生まれ育ち、
お父さんと弟さんも漁師、お母さんは漁の手伝いをしながら、
花や野菜も育てていらっしゃいます。


田んぼでお米も作られている半農半漁の御一家です。

この本はご家族を中心に、漁師のこと、海のことを
ていねいに追って書かれたドキュメンタリーです。

野菜は農家さんが育ててくれていて、魚は漁師さんがとってくれている。
ということはもちろん知っているけれど、食べる専門で、
特に漁師さんについては、テレビで見た情報や、

なんとなく遠いところのイメージしかなかった私は、
この本で、漁師の仕事、暮らし方、考え方などが初めて
ぐーっと身近に感じられたのでした。

大酒飲みで大きな声、海が大好きで魚のことをいつも考えてるお父さん、
働き者で、お父さんと弟さんの無事を案じて祈るお母さん。

まだ暗い早朝3時からの厳しい仕事
いのちの危険と隣り合わせで海の神さまを大切にすること、
魚の供養祭があること月を見て潮を読むこと、
魚好きをネコと呼ぶこと、海を豊かにするために、
山に木を植えること、冬の極寒の海での厳しい海苔の養殖の仕事。

勝美さんは、家族なのであえて距離をおいて書いた
というようなことをおっしゃっていましたが、
やっぱり家族じゃなければ書けない具体的で臨場感あふれる描写、
そしてご家族やふる里への愛がにじみでています。

魅力的なエピソードが沢山あるのですが、
個人的にとても印象深かったのは、
銀座のお寿司屋さんにご家族で行ったときのこと、
とり貝を注文したら、それが三重県産と知って感動するお父さんと弟さん。

そしてお父さんは思わず、「これ、おいらがとってますんやわ」と
職人さんに話しかけた、というところです。

とり貝は「いのちとり貝」とよばれ、漁は大変な危険を伴う
重労働だそうです。
日々、一生懸命に命がけで仕事をしていたからこそ、
銀座の寿司店で丁寧に調理されていることを知った時の感動も
大きかったんだろうなあと、ぐっときてしまいました(スペル島店主)

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・ほんとうの男の姿を感じました、
私の中の漁師のイメージはと言うと、
大酒呑みで口の悪い荒くれ者。

氏神様を手厚く敬ったり月と風をみて
明日の漁のことを段取りしたり、
一日に何度も海をパトロールにいったりと
実際に漁に出るとき以外の時間も、
仕事のことを考えている姿に心打たれました。

これぞ自分の仕事に誇りをもって生きていく真の男の姿や!と
そして、その親子を支える女の姿。これもまた素敵です。

そんなかっこいい男たちを守るためにも
海を大切にしなきゃいけない!と思いました。

漁師という職業についてもっと知りたくなりました!(kさん)



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・知らないことばかりの山育ちの私です。
これから魚を食べる時、漁師さんが命がけで
とった魚なんだよ、
ということを子供に語ることができそうです(Sさん)

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・海に感謝して旨い酒が'みたくなる本です。
普段自分が口にする食べ物の事なのに知らなかった、
海の厳しさとそして素晴らしさが、まるで潮の香りが漂ってくる
ライブ映像のように伝わってきました。

国や私たちは、もっときちんと日本人が日本人として
「食べる」ことの大切さと、
大事なやり方をもっと考えなければいけないなと…
そんな事を語りながら、
おいしい魚とお酒をいただきたくなる一冊です(kさん)
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※送料がお値打ちなのは矢田勝美HPからのご注文になります。
どうぞご覧ください。

https://www.yadakatsumi.com/books

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